郊外の駅前ビルの地下に、マネキン人形と酒を飲む『マネキン・バー』がひっそりとある。店で働くチリ(卯水咲流)は、店主が購入した「球体関節人形」に魅せられ、人としての常識感覚を失って行く。体温はあれど人形そのものへ変化して行く彼女の肢体は、常連客たちの格好の酒肴となり、さらに彼女に高揚と快感を与えていく。一方、棺桶に若い女を連れ込み、イタズラをするのが趣味な通称・棺桶オヤジは『ドール姫』(逢沢るる)と呼ばれる女がお気に入りだ。しかし棺桶オヤジはチリに興味を持ち、彼女を呼び寄せることになるのだが…
大学病院に勤める看護師の茜(竹内真琴)は、慈愛の精神に溢れ、頼まれれば患者の性処理もいとわないナースの鏡のような存在だ。そんな茜はある日、大学の新薬研究開発チームに抜擢される。プロジェクトの目的は少子化問題解決へ向けての「精子増強・強化」に役立つ新薬の開発だ。しかしこの開発は人体を駆使しての研究で、副作用と思わぬ取扱いのミスにより、凶暴化した被験者が周りの者を襲い、性を貪り始めるという問題を抱えていたのだった。そして開発中の男性用新薬を茜が誤って飲んでしまったことから…。
海辺にひっそりと建つ別荘には、家族に見捨てられた老人がその余生をシスター茜(三田羽衣)と静かに過ごしていた。ある日、茜の恩師である女教師・莉奈(柴やすよ)と男子生徒が恋の逃避行をしてきた。さらに介護ヘルパーの佳代子(西野翔)も、勤務先で性処理奉仕をし過ぎて解雇となり茜を訪ねてくる。神に仕える茜は彼女らを慈愛の精神で受け入れるも、佳代子は早速老人への性奉仕を始め、逃避行の二人は人目もはばからずイチャイチャし始める。茜は、いけない事と知りながらもそれらの行為を覗きながら、オナニーをしてしまうのだが…。
腕利きの女刑事として知られた宮崎ユキ(青木理央)。だが、署の内部での評判は芳しくない。男社会が確立している警察署内では、完全に浮いた存在なのだ。それでも彼女はマイペース姿勢を崩さなかった。コンビを組む新卒の刑事・金井(中村英児)の機転の効かなさに苛立ちながら、現在のユキが追いかけているのは連続○○○事件。その手口は、どう考えても悪質な変質者の仕業だった。地味な聞き込み捜査を続けるユキと金井。その結果、西岡(久保和明)という不審な男が浮かび上がってくる。ユキには、勲(大橋てつじ)という恋人がいた。勤務時間が不規則で、真夜中でも呼び出しがかかるユキの立場に、勲は強い不満を持っていた。その夜も、デートの約束が捜査ですっぽかされた。必死で勲に詫びるユキ。そうして始まった二人のセックスも、ユキの携帯電話が鳴って中断される。謝りながら服を着て、ユキはまた署へと戻っていく…。プライベートを犠牲にしてまで働くユキには、妹の珠美(さかいななみ)も呆れていた。遊び好きの珠美は、ボーイフレンドとユキのマンションに泊まる。二人の喘ぎ声を聞きながら、今夜もユキは孤独に自分を慰める。そんなある夜、ユキ自身が○○○犯に襲われた!怒りと屈辱に震える彼女は、個人的な報復を決意するが…。
銀行OLの原田則子は、恋人と別れた寂しさからブランド物を買い漁り、自己破産寸前。自暴自棄の彼女は、人気ホームページ『始末屋参上!』にメールを送る。「始末屋さん、お願いです。私が勤めている銀行を襲って下さい!」そんなメールを受け取ったのは、ビル警備員の中山政夫と田山だった。パチンコ仲間の太郎も引き込み、即席の銀行襲撃チームが結成される。その日、最後の客が帰った銀行で、窓口係りの則子はトイレに向かった。と、覆面を被った三人組がロビーへと押し入ってくる。「黙って手を上げろ!勝手に動いたら、お前らの頭を吹き飛ばすぞ!」行員の木村が警報ベルに手を伸ばすのを見た太郎は銃をぶっ放す。吹っ飛ぶ木村の絶叫。しかしベルは押されて、警報器が鳴り響く。そんな様子を物陰から眺めていた則子は、頭を抱えてトイレの個室に戻った。「もしかして…これって私のメールのせい!?」銀行は、警察たちによって完全に包囲された。逃げ道を失った襲撃犯は、苛立つままに思い思いの行動に出る。気に入った女子行員を次々と犯していく太郎。田山は、生意気な女子行員の愛美を銃で殴り、支店長の千葉に○○○するように命じる、銀行内は、セックスと死が充満する阿鼻叫喚の地獄と化していた。狂った犯行の顛末は…。
新宿、歌舞伎町。女子○生のキョウコが、クルマに乗り込んでいく。援助交際のコギャルらしい。運転席の五木和義は、無言のままクルマを発車させた。30分後、ズダズタに犯されたキョウコは、ボロクズのようにクルマから捨てられた。クスリを飲まされた彼女は、そのまま凍死してしまう…。翌日。いつものように近所のフラワー・ショップに立ち寄った五木は、純真な女性店員の沙織と会話を交し、病院へ向かった。診察室で、五木は佐藤という看護婦に目をつける。すかさず彼女の後をつけ、トイレへと引きずり込んで○す五木。血も涙もない五木の連続暴○事件を、警察も追いはじめていた。婦人警官の明美も、捜査に関わるひとりだった。そんな彼女が五木から襲われる。そのとき彼女は、屈辱の中でこれまで感じたことのない熱い快感に浸っていた。被虐の悦びが忘れられなくなった明美は、五木のマンションを突きとめて部屋を訪れる。○○○をねだる明美の顔を殴りつけた五木は、彼女をアナルから犯した。ある日、フラワーショップの店員の沙織が五木をデートに誘った。あらゆる女をメスとして扱いながらも、純真な沙織だけには別の感情を持っていた五木だが、その帰り道、二人はチーマー軍団に囲まれた。そして、五木の目の前でバージンの沙織が○○されるが…。
大手企業に勤務する小沢京子は同僚のエリート社員・及川と結婚したばかり。まさに幸福の絶頂で、日々の生活を過ごしていた。そんなある日、及川とのデートのあとで京子はひとりの男と出会う。クルマの鍵をなくし困っていたその男は、カメラマンの神田と名乗った。京子の美貌と完璧な肉体に、神田の眼が妖しく輝く。じつはこの男、街で好みの女性に目をつけると誘拐、自宅に監○して犯し続ける狂気の男だった。彼にとって、京子は新たなターゲットとなる。翌日から、広告代理店の女社長である美絵からの仕事の依頼も断って、京子の素行調査を開始する神田。これまで餌食にしてきた淫らな女たちと違い、会社と自宅を往復する京子の地味な日常に神田は満足する。しかし彼女に婚約者が居ることを知り、神田の欲望はますます膨れあがってゆくのだが…。